・小学生に英語を教えるのは実は怖いこと
私は長く英検の面接試験を担当をしました。ご存じのとおり、英検の2次試験「面接」は、3級は中学生から高校生、準2級は高校生の
一般的なレベルの生徒、2級は高校生から大学生と一般の方が受験者層です。
2級の面接試験を担当していたときのことです。高校生や大学生、一般の方が次々に面接室に入ってこられます。そんな中、入ってきた
のは明らかに小学生です。英語の得意な小学生かな?程度に思っていましたが、面接を始めてみると流暢な発音だし、受け答えもしっかり
しています。緊張している様子もありません。終わってみると、なんと満点でした。
こんな小学生が最近増えてきました。英会話教室でネイティブから学んでいる生徒がたくさんいます。英会話教室ブームです。
小学校の英語の授業では「はじめて英語を学ぶ児童」からこうした「英検上級レベルの児童」まで混在することが十分考えられます。
小学校で英語を教えるということは、英語力に差がありニーズも異なる児童に「楽しく」英語を教えなければならないということです。
今では保護者の英語力も上がっています。当然保護者の要求度も違います。
・英文法の知識は必要ない! ホント?
中学校の英語の授業では文法用語を極力用いないで行われます。ましてや小学校の英語では「これは関係代名詞といいます。」などとは
言えません。そんなことをすればいっぺんに意欲をなくしてしまいます。
ですが、一方で小学校英語の基本的な理念は (1)外国語を用いたコミュニケーションを図る素地となる資質・能力の育成 (2)幅広い
言語に関する能力の育成 (3)外国語の音声や基本的な表現への慣れ親しみ(文科省学習指導要領から)です。これらの目標を達成するに
は「教える側の文法力は絶対に必要です。」ただ、英文法の知識はネイティブからは得られません。
・教室英語を知りたい
英語の授業では音声機器に頼ってばかりではいけませんね。生徒は目の前にいるのですから、できれば目と目を合わせて臨機応変に英語で
受け答えをする。とても大切なことです。教室英語をできるだけ使いたいところですが、それには教室英語の知識と慣れが必要です。あなた
が児童に問います。「これは英語では何といいますか? 誰かわかる?」 この「誰かわかる?」は英語でどう言えばいいのでしょう?
「この日本語は英語でどう言うの?」これもまたネイティブではおぼつかない分野です。
・発音に自信がない
「英語はなんとかなるが、発音には自信がない。」「日本語英語の発音でいいんじゃない?」「今から発音を勉強するなんて無理よ。」
そんな声が聞こえてきます。無論、私たち日本人がネイティブ並の発音を身につけることはハードルが高すぎます。そもそも英語の発音は、
例えば「ア」に聞こえても英語にはそんな音はありません。母音、子音とも全部の発音は日本語で置き換えることはできません。英語の
指導をするときには最低限そのことを知っておかなければなりません。
発音はネイティブの得意とするところです。しかし、発音に苦労した日本人からそのコツを学ぶのはとても効率的なことです。
発音はいつも音声機器まかせ、ではどうでしょうか?自信はないがやってみせることは大事です。できれば発音が良いに超したことは
ありません。それに児童からも一目置かれます。
・大丈夫!あなたにもやれます。ただし、・・・
ただし、小学生は所謂「タブララサ」の状態です。あなたの授業力で今後どうにでも変わります。英語嫌いにもなれば、英語で人生を
変えるかも知れません。だからこそ、今後学び続けることが必要です。
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